調香師とはどんな職業?大学はどの学科に行くべきで資格はあるの?

調香師とはどんな職業?大学はどの学科に行くべきで資格はあるの?香り

今回はこれから就職を考えている学生や、転職を考えている社会人の方に向けて、「調香師」という職業を紹介しいきます。

これから大学や専門学校への進学を検討している学生さんはどのような学科に進めば良いのか解説します。

調香師とは?

香りを感じている人

調香師(ちょうこうし)は、食品や、香水をはじめとする香粧品の香料を調合する職業。フレーバー(食品香料)を調香する調香師はフレーバリスト(en:Flavorist)、フレグランス(香粧品香料)を調香する調香師はパフューマー(en:Perfumer)とも呼ばれる。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ウィキペディアにも書かれているように、香料を調合るす仕事をしている人を調香師といいます。

調香師は何千種類もの香り物質(科学的合成品や天然物由来品)を嗅ぎ分けてその中から何十種類もの香りを混合させて一つの香りを作り上げます。

時には香りの強い(閾値が低い)香料は0.001%くらいに希釈されて使われることもあり、「調合」はとても繊細な作業になります。

作り上げられた香りは調香師の作品となりその組み立てに使用した香料名と配合比率はその調香師が属している企業の財産となり、金庫に保管されるなど価値を生み出すものになります。

また食品の香りを調合する人を「フレーバーリスト」と言います。

この人たちは合成香料と天然香料といった食品向けに認められた香り物質を使って一つの香りを組み立てています。

フレーバーリストは、飲料メーカーや食品メーカー、乳業メーカーなどの開発者が求める香りを作り上げなくてはいけません。

正解が他人の頭の中にあるので、共通用語などを使って感覚の違いを埋めていきます。

例えば「甘酸っぱいイチゴの香り」を飲料メーカーの研究員が求めていたとします。

フレーバーリストはこの単語からドンピシャな香りを提供することはかなり難しくなってきます。

なので「甘酸っぱい」とは、熟れる前の酸っぱさなのか?熟れた後のヘタの部分の青いフレッシュな部分なのか?営業マンを通して言葉の帳尻を合わせていきます。

そして香水やトイレタリー用品などの香りを調合する人を「パヒューマー」と言います。

この人たちはある程度独自の感性で香りを組み立てることができるので、フレーバーリストより芸術的な感覚が必要になってきます。

そしてこれが私の海の香りなんだー!というある程度の自信も備わっていないとなかなか務まらない職業です。

ここで勘違いされがちなのが、調香師が組み立てた香りを混ぜる人(コンパウンダー)が存在するという事です。

このコンパウンダーを調香師だと勘違いしてしまう方もおりますが、全く違う仕事です。

しかしこのコンパウンダーさんにも技術が必要になります。

仕事内容は、その名の通り調香師が組み立てた香り(処方箋)を正確に少ない量で組み立てることが主な仕事になります。

配合量が0.001%などの香り物質もある中で、数パーセントを占める香り物質も存在します。

なので、数グラムの調合をしてくれと依頼を受けた場合、コンパウンダーは頭を使って香りを組み立てないといけません。

この職業はパートタイマーや派遣社員の方も就くことができるので、少しでも香りの仕事に就きたい方や細かい作業が好きな方、正確に仕事をこなせる方に向いています。

 

調香師になるには

アロマの瓶の画像

調香師は一人前になるには5年から10年の年月がかかると言われています。

なので本格的に調香師として調合をしていくにはどこかの企業に属して、先輩調香師(シニアフレーバーリスト、シニアパヒューマーと呼ばれることもある)の下で修業を受ける必要があります。

そこで初めて香料に触れる人もいれば、今は大学で食品栄養学科で「香料」を学べる大学もありますが、農学部を卒業している人が多い印象です。

中には高校を卒業してから専門学校へ行き専門的で香料の基礎を学んでから就職する人もいますが、学生の頃から調香師になりたいと決めている方は農学部への進学が有利なのではないでしょか。

 

調香師の仕事内容は?

分析機器の画像

まず調香師として配属されると、香りの嗅ぎ分けの訓練を受けます。

そこで何年も香りの嗅ぎ分けを行い、平均的に数千種類もの香り物質の嗅ぎ分けが出来るようになります。

それから3点調合や5点調合など、少ない原料で配合比率の違いを評価したりして日々鼻を鍛えていきます。

その後、顧客からの依頼を受けて作品をっていき、評価と修正を繰り返しながら社内コンペなどを勝ち抜いた作品のみが顧客へ提出されます。

そこでフィードバックがあれば改良する権利が得られますが、1回目で予選落ちする場合もよくあることでしょう。

その点、調香師は粘りが必要な職業だと言えます。

 

調香師に向いてる人ってどんな人?

向いている人の画像

今までの文章を読んでくれた方はお分かりかもしれませんが、調香師に向いている性格は粘り強さと創造性のある人ではないでしょうか。

またフレーバーリストは相手に寄り添うことが重視されるので柔軟性も必要かと思います。

香りの記憶は、日々の訓練が記憶されていくものなので記憶力や自頭の良さなどはそんなに必要ではないかと思います。

  • 向いているひと
    粘り強さがある
    創造性がある
    柔軟性がある
    記憶力や自頭の良さはあまり関係ない

向いてない人はいる?

悲しい顔

調香師に向いてないタイプの方も中にはいると思います。
例えば自ら考え決めていく力がない人は致命的でしょう。

同じ原料を使っていたり、先輩の模倣ばかりをしていては独自のカラーが出にくいもの。

そこで「こんな原料を使ってみてはどうだろう」「次は思い切ってこうしてみよう!」など発想の転換が柔軟にできない人は残念ながら調香師には向いていないと思います。

向いていない人
自ら考え決めていく力がない人
発想の転換が柔軟にできない人

まとめ

香りのまとめの画像

調香師はとてもマイナーな職種だと思います。

香料を扱っている企業ではとても優遇される職種なので、やりがいを感じる事でしょう。

年収も中小企業から大手まで様々な香料会社がありますが、上を目指せば一千万プレイヤーも夢ではありません。

半面、マイナーすぎて飽きてしまった場合、潰しがなかなかきかない職業ではありますのでよく検討して就職先や転職先を見つけましょう!

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